11月3日「見よう歩こう小樽散歩“南小樽〜住吉神社”編 開催しました

地元小樽の街の魅力を再発見しようという趣旨で、当NPO法人が主催するイベント「見よう歩こう小樽散歩」が11月3日に開催されました。今年6月に2回を催したのに次ぐ第3回目となる今回は「南小樽〜住吉神社編」。ぐずついた天気で、空模様が少々不安でしたが、午前9時30分、集合場所である南小樽駅を、およそ25人の参加者が出発しました。案内人は前回に続き、当NPO法人理事の一人、編集制作会社ウィルダネスの佐藤圭樹が務めます。

南小樽駅周辺は古く明治時代から昭和の中頃まで、全道一の繊維問屋街として栄えた一帯。そんな名残を見ながら街を歩きます。入船通りに出ると、古色漂う鉄道の橋脚が見えてきます。このレンガ造りの建造物は、今から100年以上前、明治時代に造られたもので今なお現役でJRの鉄橋を支える貴重な存在です。

その後、住ノ江町の高台へ。住宅地のなかにある長い階段を上ると、眼下には入船方面の意外な展望が広がり、参加者の皆さんからはちょっとした驚きの声も。その他、由緒あるお屋敷や美しい姿の住ノ江カトリック教会、不思議な形をした“謎の建物”(?)など意外な発見を楽しみます。

最後は住吉神社の境内へ。落葉の美しい参道では、小樽ゆかりの大商人たちの名が刻まれた鳥居や灯籠を見学。また、あまり知られていない“神社の中にある神社”、「木霊神社」(こだまじんじゃ)にも立ち寄ります。このあとは出発地の南小樽駅へと戻り、約2時間の散策を終えました。心配された天気も、何とか時折り小雨がパラついた程度で済み、参加者の方からは「長年小樽に住んでるけど、知らないところがいっぱいだった」と、ご満足をいただけたようでした。

落ち葉が散り晩秋らしい風情の住吉神社の参道